『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』文章保管用ブログ。
Posted by ささら - 2008.03.17,Mon
ミク視点のショートショート。カイトは出てきません。
研究所の取りとめのないの小話。
研究所の取りとめのないの小話。
今日は博士とメイコ姉さん、リンちゃんとレンくんで研究所近くのショッピングモールに来て買い物に来ている。カイトさんはお留守番。
急を要する洗剤とシャンプーを先に買ったので、一時間自由行動する事になった。
メイコ姉さんと博士は本屋さんに行くと言ってエスカレーターの近くで別れ、私とリンちゃんレンくんは、一緒に服を見てまわる事にした。
「レン、レン、こっちの服どう?かわいいよ!」
「それ女物なんだからリンが着ろよ」
リンちゃんはレンくんを着せ替え人形にして大はしゃぎ。なぜ女の子用の服を着せようとしてるのかはわからないけど、確かにあの服はレンくんに似合っていてとてもかわいい。
レンが着るからいいんじゃんと言って、リンちゃんはすぐに別の服の品定め。また何か着せようとしているみたいだ。
「あ、これとかどうかな!色もいいじゃん」
「ふーん、リンにしてはいい趣味なんじゃない?」
リンちゃんが手に取った服は二着でセットになっていて、黄色のチェックのスカートと黄色の無地の短パン、まるで二人のための服のよう。値段も手ごろ。この値段なら買えるなあ。
「これ、買ってあげようか」
私が言うと、リンちゃんとレンくんは顔を見合わせてうーんと少し唸り、そして手に取っていた服を元に戻してしまった。
「けど、これは自分たちのお金で買いたいから、いつか」
リンちゃんは、ミク姉の気持ちは嬉しいよと前置きしてからそう言って、レンくんがそれを引き継ぐように口を開いた。
「いつか、自分たちで稼げるようになったら買うんだ」
「だからまた今度でいいの」
二人はそういって別の売り場に、少し恥ずかしそうに向かってしまった。
ボーカロイドはお小遣いの他に、稼いだ分少しだけお給料がもらえる。私も、給料が入るまで我慢していたネギストラップは今も大事に使っているので、二人の気持ちは良くわかる。
「ミク姉ーこっちで何かやるんだって!」
「万能百得高枝切りバサミの実演販売らしいよ」
そう二人に呼ばれて急がないわけにもいかないので、二人のもとへ小走りに向かいだした。
次:日常その2
急を要する洗剤とシャンプーを先に買ったので、一時間自由行動する事になった。
メイコ姉さんと博士は本屋さんに行くと言ってエスカレーターの近くで別れ、私とリンちゃんレンくんは、一緒に服を見てまわる事にした。
「レン、レン、こっちの服どう?かわいいよ!」
「それ女物なんだからリンが着ろよ」
リンちゃんはレンくんを着せ替え人形にして大はしゃぎ。なぜ女の子用の服を着せようとしてるのかはわからないけど、確かにあの服はレンくんに似合っていてとてもかわいい。
レンが着るからいいんじゃんと言って、リンちゃんはすぐに別の服の品定め。また何か着せようとしているみたいだ。
「あ、これとかどうかな!色もいいじゃん」
「ふーん、リンにしてはいい趣味なんじゃない?」
リンちゃんが手に取った服は二着でセットになっていて、黄色のチェックのスカートと黄色の無地の短パン、まるで二人のための服のよう。値段も手ごろ。この値段なら買えるなあ。
「これ、買ってあげようか」
私が言うと、リンちゃんとレンくんは顔を見合わせてうーんと少し唸り、そして手に取っていた服を元に戻してしまった。
「けど、これは自分たちのお金で買いたいから、いつか」
リンちゃんは、ミク姉の気持ちは嬉しいよと前置きしてからそう言って、レンくんがそれを引き継ぐように口を開いた。
「いつか、自分たちで稼げるようになったら買うんだ」
「だからまた今度でいいの」
二人はそういって別の売り場に、少し恥ずかしそうに向かってしまった。
ボーカロイドはお小遣いの他に、稼いだ分少しだけお給料がもらえる。私も、給料が入るまで我慢していたネギストラップは今も大事に使っているので、二人の気持ちは良くわかる。
「ミク姉ーこっちで何かやるんだって!」
「万能百得高枝切りバサミの実演販売らしいよ」
そう二人に呼ばれて急がないわけにもいかないので、二人のもとへ小走りに向かいだした。
次:日常その2
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